WORLDWIDE 他社に負けない対応力と危機管理能力

その案件は、すでに大手物流会社との契約が決まりかけていた。
ケイラインロジスティックスへの見積り依頼は、価格正当性確認のためだったという。だが、最終的に受注を勝ち取ったのは、他でもなくケイラインロジスティックスであった。その理由を探ってみると、同社ならではの強みが浮き彫りになってきた。
クライアントは、フランス大手石油会社を親会社に持ち米国第二の出荷量を誇る太陽光パネルメーカーの日本法人である。最初のプレゼンテーションは2015年5月。その後、毎月メールと電話で指定輸出業者の条件等を頻繁に問い合わせるも進展は見られず、同社の計画する日本各地のメガソーラープロジェクトにおいて、指定輸送業者の入札参加資格を得るまでに約半年を要することになった。

同プロジェクトのチームリーダーであり、営業部のマネージャーでもある中村は語る。「結果的には、18か月で4つのプロジェクト(計110MW強)を立て続けに受注するに至りましたが、実は太陽光パネルの取り扱いは、当社にとって全くの新規参入。当事業への強い参画意志と熱意が伝わったことが大きかったと思います。そして何よりの決め手となったのは、価格およびサービス内容が、彼らの想像以上に魅力的であったこと。大手会社にも負けない組織力、不測の事態に対する危機管理・対応力ではないでしょうか。