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プロジェクトストーリー

PROJECT STORY 02

PROLOGUE

プロジェクト部半導体課では、主に、半導体製造装置を航空機で輸出入する仕事をしています。半導体というと、小さなICチップをイメージする方が多いと思いますが、その小さなチップを製造する機械は、1台30トン以上のものもあり、空輸する貨物としては最大級に属する大きさです。私たちは、そうした巨大な装置を納期に合わせて輸送するコーディネートをしています。具体的には、日本と海外それぞれの荷主の出荷情報を聞き出し、照合させていく仕事です。メールでのやり取りがメインですが、日々に送受信するメールの半分以上は英語が使われます。私たちの部署では作成する書類もすべて英文なので、英語力が必須です。また、私たちが扱う装置の中でもとくに繊細なものは、温度・湿度・衝撃有無の管理をしながら輸送します。このような特殊な案件では、積込みから納品先への引渡しまで、各ポイントで確認作業を行います。輸出の場合は海外の工場へ、輸入の場合は国内の工場へ出張し、貨物引渡しの立会いをしています。

ロジスティックというのは、予定通りに、事故無く運んで当たり前の世界です。荷主様の黒子として、目立つ存在と言えませんが、ダイナミックな荷動きを日々体感することは、この業界で働く者の醍醐味だと思っています。

EPISODE

最近の大型案件としては、RORO船(車両輸送専用船)による温度・湿度管理付き特殊コンテナ使用の大型装置輸送がありました。博多港ではトレーラーごと乗船し、船内でコンテナのみを切り離して積込みます。向かう先は台湾の高雄港。到着後は現地でスタンバイしていたトラックのヘッドが乗り込み、コンテナに接続して下船します。博多港での積込みも、高雄港での荷下ろしも、どちらも立会いが要求されたため、出張して任務を遂行しました。台湾では、客先の工場搬入までを見届けて我々の業務は完了となります。

台湾の搬入作業は、日本とは違って大変賑やか。まるでお祭りのような喧噪の中で行われます。温度・湿度管理の下に輸送している貨物のため、極力外気温に晒さないように、大人数で短時間に、効率良く片付けていきます。このように、現場や装置ごとの特徴をつかんでいくのも重要な経験の蓄積になります。

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