プロジェクト部半導体課では、主に、半導体製造装置を航空機で輸出入する仕事をしています。半導体というと、小さなICチップをイメージする方が多いと思いますが、その小さなチップを製造する機械は、1台30トン以上のものもあり、空輸する貨物としては最大級に属する大きさです。私たちは、そうした巨大な装置を納期に合わせて輸送するコーディネートをしています。具体的には、日本と海外それぞれの荷主の出荷情報を聞き出し、照合させていく仕事です。メールでのやり取りがメインですが、日々に送受信するメールの半分以上は英語が使われます。私たちの部署では作成する書類もすべて英文なので、英語力が必須です。また、私たちが扱う装置の中でもとくに繊細なものは、温度・湿度・衝撃有無の管理をしながら輸送します。このような特殊な案件では、積込みから納品先への引渡しまで、各ポイントで確認作業を行います。輸出の場合は海外の工場へ、輸入の場合は国内の工場へ出張し、貨物引渡しの立会いをしています。
ロジスティックというのは、予定通りに、事故無く運んで当たり前の世界です。荷主様の黒子として、目立つ存在と言えませんが、ダイナミックな荷動きを日々体感することは、この業界で働く者の醍醐味だと思っています。