研修生で挑んだ資料が、
新たな案件の獲得の鍵に

グローバル営業本部グローバル戦略課
(取材当時)
2019年入社 / 文学部 英語コミュニケーション学科 卒
井上 早紀 SAKI INOUE

PROFILE

英語によるコミュニケーションを大学で学び、アメリカで留学も経験。そうした中で、英語を使って海外に関われる仕事を探していた。様々な業界を見て回り、海外と日本をつなぐ仕事に魅力を感じて、国際物流業界を選択。そして、グローバル総合職の約4人に1人が海外勤務を経験していることに想いを叶えられる可能性を感じ、KLLに入社を決めた。

海外トレーニー研修時の仕事内容

入社してからは4年間、本社で航空輸入のCS(カスタマーサービス)を担当、その後「海外トレーニー研修制度」にて、2023年からアメリカのHQ(本社)とNYC支店での駐在を経験しました。HQではマーケティングや経営管理の研修を行い、資料作成を通して新規事業開発の計画方法について、米国内での収支や貨物動向の把握を通して経営管理部分について学びました。一方、NYC支店では実務の研修がメインに。海上・航空の輸出入部門、倉庫部門、営業部門の各セクションを一か月ごとに回っていきました。システムへのデータ入力・書類作成・貨物の搬出入作業など、実際に業務を行い、オペレーション方法などを現地のナショナルスタッフの方から教わり、実践的な理解を深めていきました。

STORY 01

海外のやり方を実地で学ぶ

当時は「海外トレーニー研修制度」でアメリカに駐在していましたが、英語を勉強していたといっても語学や文化の違いなどに多少の不安を感じていました。そのため、研修前には海外駐在経験のある先輩社員から話を伺うなどして、海外で働くことに対するイメージが出来るよう努めていました。実際に現地に行くと、一緒に仕事をしていくスタッフの中には数名の日本人社員もいるという環境だったので、安心してアメリカでの研修をスタートすることができました。
HQでは、マーケティングや経営管理を学びましたが、これは将来的に海外駐在となると、経営目線で支店を動かしていく必要があるからです。実際に経営層が集まる会議にも参加させてもらい、予算や経営戦略の決め方を学んでいきました。
NYC支店では実務研修がメインに。日本で行っていたCS(カスタマーサービス)の仕事と同じような内容でしたが、使用するシステムや業務範囲には違いがありました。また、日本のようにマニュアル化されていない部分も多かったので、そういったところには日本式のやり方を取り込むといった提案もしてみたいと考えていました。

STORY 02

大型案件を獲得するための資料づくり

多岐にわたる仕事を経験させてもらいましたが、特に思い入れがあったのは、アメリカ国内に工場の設立を予定している半導体企業様の新規案件獲得プロジェクトです。これは、台湾の企業様が新たにアメリカに工場を新設されることに対して、KLLから様々なご提案を差し上げるものでした。まずは、工場を設営するために必要な機材の輸入。そして、工場が稼働した後は、半導体を製造するために必要な部材の輸入、さらに製造した半導体を輸出するという形で、KLLはそのすべてに携わることができました。もちろん、競合となるフォワーダーもありましたので、いかにKLLができることでお客様の心をつかむかがポイントになります。そのようなプロジェクトでセールスプレゼンテーションを行うための資料づくりに携わることになったのです。
そういった資料づくりの経験すらなかったので、はじめはどのように進めてよいかまったく分かりませんでした。ですが、知識と経験豊富なOJT担当の先輩社員が近くにおり、何でも気軽に聞ける環境だったので、不安になることはなかったです。

STORY 03

プロジェクトに貢献できたという実感

この資料は、お客様向けだけではなくKLLの本社向けにも必要で、英語と日本語の両方で作成を進めていました。大きなお金が動くことになるため、KLL日本本社の承認も必要だったからです。難しいと感じたのは、自分自身にとっては半導体という製品も、今回の輸送モードである海上輸送も、取り扱うことが初めての経験だったため、専門用語を理解することからのスタートだったという点でした。そのため、内容を何度も説明してもらいながら、自分の言葉で資料に落とし込んでいく作業に数週間ほど要していました。
そうした中で資料がようやくできあがった時は達成感がありましたし、自分の知識が増えたと同時に、視野が広がったことも実感できていました。一方で「これがお客様に響かなかったらどうしよう」と不安に思うこともありましたが、お客様へプレゼンテーションを行った営業担当者から、「資料のおかげで無事いい方向に話が進んでいる」と感謝の言葉をもらえた時はとても嬉しかったですね。
研修の身でありながらこのような経験をさせてもらえたことで、能力的なことだけでなく、自信と精神的な成長ができたことは本当に大きな収穫となりました。

ある1日のスケジュール

9:00
出社してメールの確認、前日の業務の進捗状況を上司へ報告、当日の業務の確認。
9:30
HQにて経営・企画などの研修。(資料作成など)
12:00
ランチ。会社周辺にはあまりお店がないため持参。
13:00
再び、HQにて経営・企画などの研修。
14:00
NYC支店にて実務研修。
18:00
退社

今後の目標

このプロジェクトに参加できたことで、何か新しいことをはじめる時は多少の不安や抵抗を感じることがあっても、必ず自身の成長につながると改めて学ぶことができました。貴重な研修生の間にアメリカで行われていた業務を一通り把握し、自分の口で説明できるようになる段階までなれたと思います。また、アメリカは意志を遠回しに伝えるのではなく、明確に伝えるという日本と違ったコミュニケーションがありましたが、そういった文化にも慣れることができました。そして、ゆくゆくはマネジメントを行える駐在員として、海外での仕事にチャレンジし続けたいと思えるようになりました。