KLLのチームを
世界規模で深める会議

PT KLINE LOGISITCIS INDONESIA
2018年入社 / 国際食料情報学部 国際農業開発学科 卒
與儀 翼 TSUBASA YOGI

PROFILE

せっかく仕事をするなら世界を相手にしたいと考えており、海外駐在が可能な会社に絞って就職活動を行い、大学で農業貿易を学んでいたことから国際物流業界に目をつけた。そして、海外駐在員の人数が多いこと、面接がとても楽しい雰囲気だったこと、有名なK LINEグループの中核を担う会社だったことの3つが決め手になり、KLLに入社した。

現在の仕事内容

入社してからの4年間は本社営業第三部に所属し、外勤営業として輸入がメインのお客様を担当、2022年の5月からインドネシアへ駐在しています。現在の主な仕事は、セールス部門におけるナショナルスタッフの方々の営業活動を管理することです。インドネシアには、現在100名ほどのナショナルスタッフが在籍しており、その中でセールス部門は5名です。その5名が行う営業活動に対して、目標を達成するための方法を一緒に考えます。また、自分自身も日系企業を中心に営業活動を行い、各業界の情報を集めて新規案件につながる動きを行います。さらに、インドネシアは突然法令が変わったりするので、顧客や他国に向けての情報発信も多く行っています。

STORY 01

ASEAN各国の駐在員が対面する

インドネシアへ赴任した当初、特に大変だったのは言語の習得でした。私は大学で言語を専攻していたわけではなく、共通言語である英語もままならない状態だったんです。なので、英語は後回しにして、まずはインドネシア語を頑張ることにしました。実はインドネシア語は英語よりも簡単で、単語さえ覚えてしまえば、なんとなく意思疎通はできるんですね。1年もすれば、ビジネスでは問題ないくらいに話せるようになりました。
そうした中で仕事でも様々な思い出ができたのですが、印象に残っているのは、駐在してはじめて参加した「エリアミーティング」です。これは、半年に1度ASEAN各国のKLLの駐在員が集まって行われる会議です。グローバル企業であるKLLは世界22ヵ国に拠点を設けていますが、それぞれのつながりを強化していくことが、この会議の大きな目的となります。

STORY 02

成長につながっていく情報を

ASEANのエリアミーティングは、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポールの各拠点の担当者とナショナルスタッフが一堂に会す貴重な機会で、様々な議論が行われました。せっかく時間とお金をかけて会議を行うのですから、絶対に成長につながる情報をつかまなければならない。そんな気概を持って参加しました。そして、この会議に参加したからこそ、色々なことを知ることができました。
例えば、シンガポールは医薬品をメインで取り扱っているため、特殊な冷蔵庫を持っている。タイは国境がつながっている国が多いので、ボーダーで多様な物流を扱っている。そういった情報を聞きながら、インドネシアのお客様につなげられることはないかと必死で考えていきました。その中で特に大切な情報が、他国でKLLとつながりがあり、インドネシアではまだコンタクトできていないお客様の情報です。これは、直接私たちの成長につながっていく情報であり、即効性があるものですから。

STORY 03

ますます、真のグローバル化が進んでいく

そのような情報交換ができる場として、このエリアミーティングはとても大切なものであると感じましたね。そして、対面でやることも重要だと思いました。それは、各国の担当者の人となりを知れることで、より深いつながりになると思ったからです。実際にインドネシアのお客様で別拠点の話が出た際は、気軽に他国の担当者に相談できるようになりました。それだけで、お客様へのレスポンス速度も上がり、信頼を構築しやすくなっていると思います。
ミーティングを終えてインドネシアに戻った後は、セールススタッフの方々に情報を共有し、早速可能性のあるお客様への接触を試み、それぞれいい感触をもらえています。たとえ今は相談がなかったとしても、「何かあったらKLLさんに聞いてみようか」というところまで関係性を築くことができています。グローバル企業を掲げるKLLにとって、強いチームワークをもたらすこのエリアミーティングは欠かせないものです。次回は、私からも各国の方々に有益な情報を伝えられるようにしていきたいと考えています。

ある1日のスケジュール

8:30
出社してメール・TODO リストの確認。顧客訪問がある場合は事前準備。
10:00
顧客先を訪問して、要望や新規案件があるかをヒアリング。
12:00
訪問先近くの日本食屋やローカル料理店でランチ。たまに同僚、ナショナルスタッフと行くことも。
13:00
別顧客を訪問し、要望や新規案件があるかをヒアリング。
15:00
各部門でのミーティングや突発的なトラブルに対応するための社内ミーティング。
18:30
退社

今後の目標

このエリアミーティングで得た情報を使い、まだ開拓できていないお客様をどんどん見つけていきたいと考えています。しかしながら、現地の日系企業に駐在している方々は、皆さんが多くの経験を持ち、物流に関しても深い知識をお持ちです。そんな方々が聞きたい情報をすぐに展開したり、こちらから先手を打って提案を差し上げたり、そういったことがすぐにできる営業になっていきたいです。そのためには、知識の蓄積は不可欠ですから、ASEAN各国のKLLの人たちとのつながりを大切にしつつ、自分でも常にアンテナを広く張って、様々なことにチャレンジしていきたいと思います。